はじめに
はじめまして、のなめしゃちょーと申します。
このたびご縁があり、ネットワークエンジニアに関する記事を書かせていただくことになりました。
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
私は2015年にSIerに新卒入社し、3年目でCCIEを取得したネットワークエンジニアです。
また、「いっとねっと。」というネットワークやガジェットなどに関するブログを運営しています。
経歴としましては、大阪電気通信大学の情報工学系学部を卒業後、某Slerに新卒入社しネットワークエンジニアとして働きはじめました。
大学時代はバンド活動に全力を注いでいたため、お恥ずかしながら学業にはまったく専念できていませんでした。ITについても多少かじっていたものの、当初はIPアドレスすら知らないほどネットワークに関する知識が全くありませんでした。
在学中に苦手意識からプログラミングアレルギーとなったものの、せっかくITに関わる大学に通っていたのだから・・・と消去法でSlerに入社を決めました。
入社後も、これをやりたい!といった思いは余りなく、部署配置などのご縁もあって偶然ネットワークエンジニアとしてのキャリアがスタートしましたが・・・幸運なことにこれが私の天職だったようです。
業務や自己学習を通じて1年目でCCNA、2年目でCCNPを取得し、3年目でCCIEを取得しました。
このコラムでは、IT未経験で社会人をスタートした私がこれまでに経験してきたことや感じたこと、資格取得に対する考え方や勉強方法などをお伝えしたいと思います。
この記事を通じて1人でも多くの方がネットワークエンジニアに興味をお持ちいただけたり、現在ネットワークエンジニアとして活躍されている方への学びになれば大変嬉しく思います。
ネットワークエンジニアとは
まずはじめに、ITのことを余りご存知ない方のために、そもそもネットワークエンジニアとはどういったお仕事なのかを簡単にご説明します。
ネットワークエンジニアとは、その名の通りネットワークを作ることが主なお仕事です。
インフラエンジニアと大きく括られることもあり、その場合はネットワークやサーバ、クラウドを作るエンジニアなども含んだりします。
インフラエンジニアとはその名の通りITにおける基盤を作る人です。その中でもデータ通信を実現するための仕組みを作るのがネットワークエンジニアで、身近なもので例えれば、モノを輸送するための道路を作ったりメンテナンスをしたりする人たちと思ってください。ちなみにサーバエンジニアは道路沿いに建物を建てる人たち、アプリケーションエンジニアはその中にお店を作る人たち、というイメージです。
そして、ネットワークエンジニアはルータやスイッチと呼ばれる機械を使い、道路のデザイン(大きさ、経路、通行方向、速度などの規定)をし、データ通信の基盤を作り上げます。
ネットワークエンジニアについて、ぼんやりとイメージできましたでしょうか?
ネットワークエンジニアは、自己学習のハードルが少々高いです。プログラマの場合、パソコンが1台あれば動くものを作れるのですが、ネットワークエンジニアの場合、先ほどご紹介したルータやスイッチなどを自分で用意しなければならず、値段もそこそこしますし、自宅のスペースも取ってしまいます。
しかし、学習ハードルが高いからこそ人手不足でもあり需要も高い職種です。他の人よりも少し多めに努力をすれば活躍することができ、外資系企業などに入社すれば、特別な才能がなくとも若くして高収入を得ることもできる、夢のある職業なのです!
そして、もう一つネットワークエンジニアには特徴的なことがあります。ネットワークの世界では資格が非常に重要視されているのです。
次回はまず、なぜ資格が重要視されているのか、そしてネットワークエンジニアが取るべき資格は何なのか、について書いてみようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!
(次回につづく)