営業職の職務経歴書で重要なポイントは3つあります。
ここでは特に直販のソリューション営業職を想定し、職務経歴書を書く上で漏れてはならないポイントを述べます。
1)ターゲット業界
どの業界をターゲットとした営業か記述が必要です。
例えば、製造業。製造業でも自動車業界、電気業界とかがあります。金融なら証券なのか、損保なのか。銀行でも地銀かメガバンクかがあります。 業界問わずなら、どの程度の規模感の会社か。中小企業か、大企業かを記述する必要があります。
これが重要な理由は2つあります。
1つは、その業界特有の業務知識等を知っていなければ顧客とのコミュニケーションができません。もう1つは、その業界特有の営業手法が身に着けていることの確認のためです。民間企業と官公、文教では営業手法もおのずと異なります。
2)商材
何を売っていたかも重要ポイントです。アプリケーション、インフラ、サービス、ライセンスなどがこれにあたります。
営業職でも最低限の商品知識が求められます。またこれらの商材で契約方法も異なってきます。これらを確認するためです。
3)売上金額
これは目標金額と実績、達成率の記述となります。少なくとも年度単位での記述が必要です。国内企業の営業の方は、この記述のない方が非常に多くみられます。営業の最も重要な事は目標売上を達成することです。
この数値がない方の多くは目標達成に対する強いコミット意識の希薄な方です。
外資の営業職で強く求められるのは目標に対する責任感です。
ある会社では、営業職の職務経歴書に目標金額や達成率のない方は書類選考で100%不合格となります。
職務経歴書は、採用する側が求める経験・スキルがあることを確認する書類です。そのチェックポイントが以上の3項目です。
職務経歴書を書くときは、この3つのポイントが漏れないように意識して作成しましょう。