転職マニュアル

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わかりやすい職務経歴書のコツ

  職務経歴書の悪い例の一つとして、「ひとりよがり」な職務経歴書がとても多い、ということがあります。「ひとりよがり」は言い換えると「自己満足」にも通じます。つまり、書いている本人が読めばとてもまとまっていて、わかりやすく、言いたいことが全て網羅されているであろうと推定できる、しかし、第三者から見ると必ずしもそうではなく、わかりにくい、ポイントを把握しづらい、印象が散漫等の印象を受けるという「職務経歴書」ということです。

では、具体的にはどのようなことが「自己満足」になってしまうのでしょうか?

  • 経験した業務全てを、ただただ羅列している。
    ⇒情報量が多すぎて、焦点がぼやけます。最後まで読む気がしません。
  • 評価の対象とははずれる成果を強くアピールしている。
    ⇒読む側が知りたいこと違っているとかえってマイナスの印象です。
  • 汎用的でない表現(略語、製品名、固有名詞等)を注釈無しに多用する。
    ⇒これは、非常に読む側にストレスを感じさせます。
  • レイアウトに懲りすぎる。(インデントだらけ、文字サイズがいろいろ、飾り文字等)
    ⇒ひたすら見づらいだけです。
  • 表形式に拘り過ぎて、無駄なスペースが多い。
    ⇒結果、枚数が多くなります。ドキュメント作成能力を疑われます。
  • 熱意を示したいがための、長文自己PR。
    ⇒職務経歴書は「嘆願書」ではありません。自己PRは、自分の概略(経験、スキル、人間性等)を簡潔に述べるようにしましょう。
  • 「注釈や別表参照のこと」を多用する。
    ⇒読み手に無用な動作や視線の動きが発生します。できるだけ、「上から下へ」の視線の動きを妨げないようにしましょう。

これらは、よく見かける例です。このような「ひとりよがり」な職務経歴書になってしまうのを防ぐには、複数の人に読んでもらい、その感想や印象を聞いてみるのがよいでしょう。とりあえず、プロトタイプを作成したら、一歩引いて、客観的な目で自分の職務経歴書を眺めてみるという作業を是非行ってみて下さい。

履歴書・職務経歴書編

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