今回は、自分の経験と求人情報に記載されている、求める経験とのマッチングのポイントを解説します。
企業によって、求人情報の情報量には非常に差があり、どのレベルであれば応募範囲なのか迷う方も多いかと思います。書面で書かれた情報では、どの項目に重みがあるのか、全て満たすべきなのか、一部であればよいのか、企業によってもその意図するところにばらつきがあるので、判断は難しいところです。
例えば、以下の求人情報の場合で検証してみましょう。
- 企業内容)
- 大手Sier
- 業務内容)
- 製造業界向け業務アプリケーションの開発
- 求める経験)
- 製造業の業務知識
オープン系開発の経験3年以上
プロジェクトリーダーの経験者歓迎
コミュニケーション能力の高い方 - 年齢範囲)
- 28才~35才
まず、上記の年齢範囲内の場合は、製造業界向けのアプリケーション開発にPGまたはSEで3年以上携わり、何かひとつでもオープン系技術に強みを持っていれば、まずは選考対象となります。年齢上限の35才に近いほど、リーダー、マネジメント経験の必須度が増します。
28才以下の場合は、コミュニケーション力が高く、技術的に突出した知識・経験があれば、応募は可能。ポテンシャルを訴求できます。
逆に、35才以上の場合は、原則として全項目を十分に満たし、かつPL経験は、「歓迎」ではなく「必須」となります。尚、年齢上限を逸脱する場合は、多くてもプラス2才くらいまで。この場合は、37才くらいまでがギリギリ検討範囲です。
求める経験文だけで判断するのではなく、企業名や周辺情報からその案件の背景を予測することも重要です。
判断に迷ったら、人材紹介会社のコンサルタントに事前に相談してみることをお薦めします。