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第971章
2020/05/15

改めて、年収の決まり方についておさらい ~原理はシンプルです~

転職活動の関心ごと、「年収」

新型コロナウィルスの影響で求人にも影響が出ていますが、他業種と比べるとIT業界は採用は比較的継続している企業が多い状況です。今の時期に活発に転職活動をしている方も多く、本コラムでは転職活動の最重要関心事の一つであろう「年収」について改めてお伝えしたいと思います。
以下は非常に基本的な事になりますが、意外と見落としている方が多く、これから転職活動を始める方も、年収について気になる方も、キャリア決定のご参考になれば幸いです。

年収の決まり方は3タイプ

まず、年収の決まり方は大きく分けて3つのタイプがあります。

1. 前職の年収額(月給/賞与/手当)を参考にして年収を決定

これは想像がつきやすいかと思いますが、前職での年収を参考にして決定する方法です。現職の年収を下回りにくいという意味では嬉しい決定方法ですが、逆を言うと現年収が低めの場合はそこを基点に決定されてしまう事も多いので注意が必要です。

2. 年齢や前職年収は関係なく経験や能力で年収を決定

活かせる経験や能力をどれだけ備えているか、その一点のみで年収が決まる方法です。創業間もない会社や新事業を始めたのでそのポジションに合う人材が欲しい企業、または外資系の企業でよく見られます。実力重視の環境を求める方にとっては良い決定方法です。

3. 給与体系に沿って年収を決定

年齢や役職、ポジションによって全社的に給与が決まっており、そのテーブルに沿って年収を決定していく方法です。この決定方法を取る企業の場合、その企業の平均年収がわかれば転職後の年収をある程度予想する事が出来ます。

どの決定方法の企業が多いか

以上、3つの決定方法をお伝えしましたが、どの決定方法が最もよく使われているでしょうか。
正解は3です。圧倒的に3の決定方法を用いている企業が多いです。恐らくこの記事を読まれているあなたの企業もそのような決まり方になっているのではないでしょうか。
やはり、ある程度人数と設立年数がある企業であれば、評価体系が決まっており、そこに連動して年収テーブルも決まっています。そして、それが決まってない企業というのは実はほとんどなく、今あなたがいいなと思っている企業も、高確率で3に当てはまるでしょう。
従って、もしも転職活動で年収を上げたいなら、「平均年収の高い企業」に転職をする、という方法が最善策となります。

結局は経験がものをいう

しかしながら、平均年収が高い企業というには、それなりに知名度もあり、人気企業である事が多いです。従って応募も多く、応募が多いという事は優秀層も一定数受けるという事になりますので、それなりにハードルもあります。
なので、そのハードルをクリアするには「良い経験」を積んでおり、それを書類や面接でしっかりと伝える必要がある、という事になります。

こうして書くと非常に当たり前の事に思えますが、いざ転職活動を始めるとこの基本を見落とす方も多いので、本コラムにてお伝えさせて頂きました。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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