仕事が面白くなった人
先日、株式会社ディーバ様へ企業インタビューを行わせていただき、管理会計事業部長の岩佐泰次様からお話を伺う機会がありました(注目企業インタビュー:株式会社ディーバ)。業務内容やキャリアイメージなど、転職候補者向けに分かりやすいお話を伺えたのですが、その場で興味深い話がありました。
岩佐様は、このような事を仰っていました。
「私はよく、お客様に『仕事は面白いですか?』と質問をするんです。そうすると、大体のお客様は『面白そうに見えますか?』とつまらなそうに答えてくれます。ただ、弊社のシステムが入ると、仕事の中身が分かりやすくなり、皆さん仕事が面白くなったと仰ってくださります。我々のシステムが導入される事によって、業務はもちろんですが波及効果的に“社員のモチベーション向上・生産性向上”に貢献出来ているんですよ。それが嬉しい。」
仕事のゴールをどこに置くのか
ディーバ社のシステムは管理会計というソリューションで、言ってみれば企業の経営状態を、数値化して分かりやすくするもの。つまりお客様(この場合は経理の方)が、仕事の中身(つまり自社の経営状態)が可視化される事で、仕事の本質を理解し、責任の大きさが分かり、結果的にモチベーションとなって仕事が楽しくなるということです。
仕事のやりがいの一つとして「達成感」があるでしょう。逆に言えば、その仕事の目的や意味を正しく理解していない、或いは矮小化して捉えていると、必然的に仕事もつまらなく感じてしまうのかもしれません。
例えば、延々と小規模なシステム改修を行っているタスクは、技術者にとってみれば小粒の仕事に映るかもしれません。ただ、もしかするとそれはシステムが最高のパフォーマンス・性能を出すため必要な改修かもしれませんし、世界に通用するプラットフォームを開発しているのかもしれません。ゴールをどこに設定するかによって、仕事の意味も変わってきます。
目的意識を持つこと、プラスでその意味を理解する仕組みを持つことで、仕事のモチベーションも変わるはずです。
そのシステムは、誰のためなのか
我々エージェントも、この仕事をしていると色々な転職理由の方にお会いします。
本当にやりたい事が決まっている方ももちろんいらっしゃいますが、与えられたタスクを前向きに受け取れず、やりがいを見つけられない方もいらっしゃいます。
その仕事は誰のために行っているのか。その仕事は、誰を幸せにするのか。そのシステムは誰の役に立ち、誰の生活の支えになっているのか・・・。
さて、皆さんは仕事が面白いかと聞かれれば、今ならどう答えるでしょう?