転職に必要な能力は大きく分けて2つあります。
1つは専門性です。もう1つはその人のヒューマンスキルです。
まずベースとして、どの年代でも、どのような職種でも、必要なものはヒューマンスキルです。これは専門性よりも先に来ます。すなわちいくら専門性、例えばテクニカルスキルが高く評価されてもあっても『残念ながら人間性が…、コミュニケーション能力が…』と言われて面接不合格となります。
逆に、テクニカルスキルが期待値より低くても、『テクニカルスキルは少し不足しているが、人間性もコミュニケーション能力も高く、学習意欲もあるので今後伸びていく可能性がある』と採用に至ることがあります。もちろんこれは若い方の場合ですが。
ヒューマンスキルとは、対人関係能力ともいわれ、職務を遂行していく上で関係者との良好な関係を築く力を指します。具体的にはコミュニケーション力、ネゴシエーション力、周りを巻き込む力などです。
ヒューマンスキルは、学歴や企業やテクニカルスキルとは連動していません。
ヒューマンスキルに問題のある方は2つのタイプに分けられます。1つは性格的にコミュニケーションがうまくとれないタイプ。もう1つは、簡単に言うと傲慢なタイプです。この場合、本人が気がついていないことが多いので困ります。
相手の立場や心の状態を理解しない(理解しようとしない)で自分の意見や主張を押し通すタイプのような方は、残念ながら上司となる方も敬遠してしまいます。専門性はあるのに、面接がなかなか通らない方はこれが原因であることも多いのです。
あなたは、現職でまわりの方とうまくコミュニケーションをとれていますか。
仕事は一人ではできません。是非今の職場でもヒューマンスキルを上げるように心がけていきましょう。
<コンサルタントT.I>