COLUMN
コラム:転職の技術
第131章
2003/11/04

セルフスターター型人材

私たちのご紹介する企業は、世界・日本のそれぞれの分野でトップの企業と、独自の技術やビジネスモデルで躍進をしている、または期待されるベンチャー企業が多いのですが、いずれの企業でも求める人材像の1つとして「セルフスターター型」人材があげられます。

ではセルフスターターとはどのような方を言うのでしょうか?

簡単に言いますと、例えば目標が「あの山の頂上に登り旗を掲げること」と明確に示されたならば、そのための資金と地図を渡された後はすべて自分で考えて頂上に達することができる人ではないでしょうか。

その山の麓まで、いつどのような交通機関で行くか。そして山の登山ルートはどのルートを取れば安全で効率が良いのか。一人でよいのか、数人のチームで行くべきか。またそのルートの危険予知、すなわちリスクやそのリスクの回避策は・・・これを自分で考え、行動に移せるような方がセルフスターターです。

このような行動をとるためには、

  • 常に社会環境の変化やビジネス動向を把握して、自分の考えを持っている。
  • 仕事のやり方を自分自身で考え、常に工夫をする行動パターンをとっている。
  • 過去にとらわれずに、自分で考える、そして主旨を理解し納得して行動する。

 

このような日常の行動パターンが重要です。

先日、あるベンチャー企業の社長さんとお話を致しました。このセルフスタータータイプであることが採用の絶対条件であり、このような方が少ないと残念がっていました。

今の教育システムではなかなか育たない因子かとも思います。今後のキャリア形成ではこのような行動パターンは益々重要かと思います。自分は手取り足取り指示してもらうことに慣れていませんでしょうか?指示待ち人間になっていませんか?

<コンサルタント TI>

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