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第1202章
2025/02/07

履歴書・職務経歴書作成の基本

企業へ応募する際は、基本的に履歴書と職務経歴書が必要になります。
これらの資料は、転職活動の最初の関門「書類選考」で見られる資料であり、転職者自身をアピールするプレゼン資料といえます。そして、これらの資料によって応募企業の面接に入れるか否かが決まるため、当然ながら、転職活動において履歴書・職務経歴書づくりはとても重要です。

今回は、そんな大事な資料づくりのポイントをお伝えします。

履歴書・職務経歴書ともに大事な基本の「き」

書類作成時もそうですが、特に提出直前には以下のポイントを必ず確認しましょう。
いずれも履歴書・職務経歴書に限らず、業務で作成する資料でもチェックすべきポイントであるがゆえに、社会人としての基礎があるかどうかを以下のポイントで測る企業様もいらっしゃいます。

  • 誤字・脱字はありませんか。※1
  • 年月に誤りはありませんか。※2
  • 語尾は資料全体で統一されていますか。(~です。ます。/~である。等)
  • 口語ではなく、ビジネスに適した言葉を選んでいますか。
  • フォント(字体)の種類、サイズは資料全体を通して統一されていますか。適切ですか。
  • 表の罫線は表全体で統一されていますか。
  • 名前の記載はありますか。
  • 提出日の日付に変更できていますか。

※1. SEの方の場合、開発環境に記載している開発言語、DB、サーバー機器、ネットワーク機器、クラウドサービス、OSの正式名があっているか、大文字・小文字レベルでチェックされる場合もございます。
※2. 履歴書上でも職務経歴書上でも、何をされているかが分からない空白期間があると、当然ながら企業は「これは、単に年月をタイプミスしたのか、それとも・・・?」と疑問に思います。もちろん、空白期間があるからといって、それだけで選考NGにはなりませんが、書類選考中に企業から問い合わせが来ることや、面接で空白期間の理由を確認されることがあります。

履歴書のポイント

履歴書は、名前や住所、経歴、資格といった転職者自身の基本情報を記載する資料のため、記載内容に迷うことは殆どないと思います。ただ、意外な落とし穴もあったりするため、以下のポイントはぜひチェックしてください。

  • 電話番号、メールアドレスに誤りはありませんか。※3
  • 取得されている資格は失効していませんか。※4
  • 学校名、学部・学科名、企業名を省略して書いていませんか。

※3. 最近は面接が対面でなく、Webで実施されることが殆どです。そしてWebの場合、室内のネット環境や使用する会議ツールによっては、当日にうまく接続できない場合もございます。その際には、面接官から履歴書に記載の電話番号に連絡が来ることもありますため、必ず正しい電話番号を記載しているか確認しましょう。(ご実家にお住まいの方は、自宅の固定電話でなくご自身の携帯番号を記載しましょう。)
また、メールアドレスも、適性検査や面接の案内送付にて使われる場合があります。こちらも同様に間違っていないかのチェックを必ず行ってください。
※4. 企業によっては、入社手続きにて履歴書に記載の資格の合格証明書提出を求める場合もございます。そして、すでに失効している資格を書いた上で内定となっていた場合、経歴詐称につながりかねませんので、もし更新手続きが必要な資格をお持ちの場合は、失効していないかの確認を行いましょう。なお、失効している場合でも一度取得されていることはアピールになりえますから、失効したことを明記の上、資格欄に記載するのはOKです。

ちなみに、履歴書作成時によく聞かれる写真の要否については、応募時は特に不要な企業が増えているため、転職活動初期の段階では必要ありません。ただ「初期の段階では」とお伝えした通り、最終面接前に写真付き履歴書の提出が求められる場合もあります。これは内定の場合、稟議を回す際の提出書類で必要なためです。そのため、もしお時間に余裕がある場合は、早々に写真を用意し、応募時に写真付き履歴書を提出してしまったほうが効率的かなと思います。

職務経歴書のポイント

職務経歴書こそ、何を書くべきか悩む資料ですよね。とはいえ、職務経歴書は転職者の経験を企業に伝えるための資料と考えれば、ポイントは以下の5つにまとめられます。

  • どのような顧客(業界・顧客規模)のプロジェクトを経験しているのか
  • プロジェクトで使用されている技術、開発環境はどのようなものか
  • プロジェクト中でどんなフェーズを担当していたのか
  • プロジェクトはどんな規模で、その中でのあなたの役割は何か
  • そのプロジェクトで成長したこと、学んだこと、困難を乗り越えたことは何か

また、職務経歴書を見る時に企業側が気にするのは、選考ポジションで即戦力となりうる方であるか=求人に記載されている「業務内容」や「求める経験」を経験されているかです。そのため、応募求人に記載の「仕事内容」や「求める経験」に書いてある事で、今までに経験がある事はもれなく記載することをお勧めします。

魅力的な人材に見せる書き方のポイントはまだまだ沢山!

ここまで、履歴書・職務経歴書作成の基本をお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

ただ、これまでの内容はあくまで「基本」であり、より魅力的人材に見せるための書き方、工夫は沢山あります。もし転職を検討中の方で、ドキュメント作成、文章作成に自信がない方は、エージェントを使うことで、履歴書・職務経歴書づくりのアドバイスをもらえますから、ぜひ頼っていただければと思います。

筆者 明神 江里子
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