新年あけましておめでとうございます。
私は毎年、とある神社に家族で初詣に行くことが習慣となっており、今年も行ってまいりました。毎年恒例のおみくじも引き、2025年の結果は小吉。なんとも言えない結果だなと思いつつ、他の項目を見ると「転居」には「今のままが安全」の文字が…。
実は私、昨年末から引っ越しを考えていたこともあり、この結果にはちょっと微妙な気持ちになりました。
家選び、どこまで妥協すべきか
ご経験ある方も多いと思うのですが、賃貸でも購入でも、家選びはある程度の妥協が必要だと不動産の担当者の方によく言われますよね。
とはいえ、私個人としては、休日は家で過ごすことの方が多いため、家選びにはこだわりたい気持ちが大きく、妥協できる範囲はありつつも、やはり目線はなかなか緩まりません。
実際、内見を何度か進めていると、良いなと思った物件は他の方との契約が進み、埋まってしまい内見すらできない事もありました。そうなると気持ち的には焦ってしまい、色々妥協して早めに家を決めるべきなのではという思いも出てきました。
その状況での「転居:今のままが安全」の文字
そして年が明け、冒頭でお伝えしたおみくじの件です。正直、最初に見た時は「そもそも引っ越すな、という神様からのお告げだろうか」と思い、なんだか気分が落ち込みました。
ただ冷静になってみると、この内容は解釈によって「引っ越さないほうが良い」の意とも捉えられるし、「妥協しないほうが良い」の意にも捉えられるなと思いました。
特に私の場合、今の家の更新が半年後のため、引っ越すまでには猶予があります。その状況で焦って決める必要は実際なく、特に今回は賃貸だけでなく購入も並行して検討している事から、むしろ焦って決める方が後悔に繋がる可能性が高いと感じました。
そのことに気づいてからは焦る気持ちが結構落ち着きました。勿論、全く妥協せずというのは現実的に難しいですし、良いなと思う物件があればすぐに内見したいという気持ちも変わりません。ただ、条件の優先順位をしっかり整理をした上で考えるべきだと思いなおしました。
この状況は転職活動に似ている
そんなことを考えるうちに、私の家選びの現状は、転職活動で入社企業を決める状況に似ていると思いました。特に第一志望の企業から内定が頂けず、第二志望以降の企業で内定が出たパターンですね。
第二志望以降の企業は、魅力に思う部分があるから応募をしますし、内定を頂けて非常に嬉しいと思う反面、第一志望の企業と比べてしまえば、やはり見劣りする面はあるものです。そのため、内定を頂けた企業への入社を決めるか、諦めず第一志望と同じような企業を探し続けるか、悩む転職者の方は多くいらっしゃいます。
転職で叶えたい事の一番は何か
この場合、先ずは第一志望の企業が何故お見送りとなったか=どういうスキル、経験が足りないと判断されたかを分析し、その上で、内定を頂けた企業で足りないスキル、経験を得ることが出来るかを考えて頂きたいとアドバイスをすることが多いです。
何故なら選考の結果お見送りとなる=その企業で即戦力として活躍頂くには何かしらのスキル、経験が足りないと判断されたという事ですから、仮に諦めず第一志望と同じような企業をそのあと受け続けても、似た理由でお見送りとなる可能性の方が高いといえます。
それであれば、先ずはその足りないと判断されてしまったスキル、経験を得ることが、その転職者の方にとって必要な、そして無理のないキャリアアップであると考えるためです。
ただ、これは主に転職者の方が将来的なキャリアアップを希望されている且つ、内定を頂けた企業でスキルアップが叶う場合です。
それこそ転職で叶えたい事項の優先順位で、キャリアアップが一番高く、しかし内定を頂いた企業が現職と同じ商流、役割、業務であれば環境が変わるだけですから、転職の意味がありません。もし内定を頂けた企業がそういった企業であるならば、辞退および追加応募のご提案もさせて頂きます。
また、ライフステージの変化にあわせての年収アップの優先順位が高く、キャリアアップの優先順位が低い、更に内定企業からのオファーが転職者の方によって満足いくものであれば、敢えて内定受諾をお勧めさせて頂くこともあります。
人生の選択、悩んだ際には優先順位の整理をしてみてください
このようにエージェントとしてアドバイスする場合も、転職者の方が何を一番に転職で叶えたいかで内容が変わりますから、転職も含め、何かの選択で悩まれた際は、先ず貴方の中の優先順位を考えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私の家選びで一番優先度高い事項は、ペット可物件である事です。
(実家同様、猫のいる生活がしたい…!)