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第1194章
2024/12/06

不眠を解消しよう!(後編)

前編では、不眠解消に向けてこれまでやってきたことをお伝えしました。今回は、いまやっていて効果があることと、これからやろうと思っていること、他に周りの人からアドバイスを頂いたことなどをお伝えしていきたいと思います。

いまやっていること

今月は本当に辛く、職場のみんなや家族にも相談し、以下のような対応をして今はなんとか眠ることができています。また効かなくなる日が来るかも知れませんが、その日までは続けてみようと思っています。

デジタルデトックスをする

よくある打ち手ですが、寝る前の数時間前から、PCやスマホから距離を置くことにしました。

仕事柄、夜に連絡を貰うことが多く、これまで、できるだけレスポンスを早くと思い、メールを見て、メールを返してしまっていました。それはそれでサービスとしては良いのですが、不眠になって思考力が低下してしまい、結局、トータルでのサービスレベルが低下してしまいます。これは全く好ましいことではありません。

そのため、仕事から一定の距離を保つために、寝る数時間前はPCやスマホから離れることにしました。離れた直後は仕事のことを考えているのですが、しばらくすると徐々に意識から仕事のことが離れていき、入眠時は頭の回転が鈍くなって眠れるようになるため、これは続けていこうと思います。

何もしない時間を作る

以前は寝る前に、家の片付けをしたり皿洗いをしたりしていたのですが、それらをたらたらやるのは時間がもったいないと思ってちゃかちゃかやってしまい、身体が眠る態勢になってくれませんでした。

いまは、早く帰った日は別ですが、遅く帰る日は何もしないようにしています。そうすることで、身体を緊張から解放できているように思います。

温かい飲み物を飲む

感情が昂った時は飲み物を飲むと落ち着くものです。それを応用して、寝る前に、温かい飲み物を飲むようにしました。自己暗示かも知れませんが、ほっと一息つくことによって、心がリラックスしている気がします。

首を回す

寝られない時や寝ている途中で目が覚めるときは、大抵首や肩の張りを感じています。その状態を回避するため、温かい飲み物を飲みながら、首をゆっくり回すということをしています。

この程度の動作なら、交感神経が刺激されることもありませんし、頭をぐるぐる回すとなんとなく首から上全体が緩むような感覚があり、首の周りの筋肉も多少ほぐれるので良いと思っています。

また、首を回す際に、首筋を軽く指で押さえると、ただ回すより筋がほぐれるように思います。カイロプラクティックの先生が、筋を指圧したのち動くように指示するのを見て、自分でもやってみたところ良い感じを得たため、これも併せて実施しています。

電球色を使う

昼光色はどうも刺激が強いようで、目が冴えてしまう気がします。帰りの電車の中や帰りに寄るコンビニエンスストアの昼光色も、昼に比べて目への刺激が強い気がしており、帰りは眠気が覚めるので悪くは無いのですが、家でも昼光色や昼白色を浴びつづけると、神経が刺激され続けている気がします。

なぜ電球色だと良いのかはよく分かりませんが、刺激がなんとなく少なく、心が落ち着く気がしていますので、寝る前は電球色を利用するようにし、可能であれば常夜灯(ナツメ球のアレ)で過ごすようにしています。

ホットアイマスクをつける

眠れない時は、全身に力が入っています。まぶたにも力が入っているため、それを和らげるべく、ホットアイマスクをつけて眠るようにしています。ぽかぽかして気持ちよく、アロマっぽい香りも気持ちを落ち着かせます。普通のアイマスクとしても機能するため、明け方に光が差してもぐっすり寝られるという効果もあります。

コストはかかりますが、マッサージや薬に比べたら安価ですし、これはもう必要経費と捉えています。

これからやろうと思っていること

さらに今後、快眠を得るためやろうと思っていることがあります。それは、寝具を変えることです。

貧乏性なもので、昔買った寝具を15年も20年も使い続けています。前は何でも寝られたのですが、多分いまはそうではないので、自分に合った寝具に変えようと思います。

他にみなさんから聞いた対処法

お笑い動画を見て寝るといった方法や、YouTubeの睡眠アドバイザーの指示に従って身体をリラックスさせるといった方法、そもそも規則正しい生活をするとか、食生活を見直すとかもアドバイスとしていただきました。

なかなか私の性格や生活スタイルだと取り込みづらかったのですが、アドバイス頂けたことがありがたく、みんないろんな工夫をしているんだなと少しほっとしました。

よい睡眠を!

若い時は、何の苦労もすることなく寝ることができました。私も大学時代は眠くて眠くて、寝て起きたら次の日の夜だったということも少なくありませんでした。

それが社会人になり、寝てはいけない場面を多々経験し、眠らないための術をたくさん身につけてきました。それで無理がきくときはそれでも良かったのですが、無理がきかなくなってきたいま、ちょっとの刺激で噴き出すアドレナリンを抑えなければならなくなりました。

そもそも睡眠不足は万病のもと。睡眠不足でも働けることは、強みではありますが、誇って良いことでもありません。

自分ビジネススキルは年々上がり、時間あたりのアウトプットは多くなってきているのですが、睡眠不足によるパフォーマンスの低下度合いが酷くなってきているので、最良のパフォーマンスを出すためにも、睡眠が取れる生活スタイルへの転換を、これからも地道に続けていこうと思います。

そして、当コラムが、寝られなくて悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです。

筆者 田中 祐介
コンサルタント実績
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