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第1192章
2024/11/22

中途採用で見ているのは即戦力となるスキルや実績

転職活動のご支援では、様々なご質問、ご相談を受けます。
その中でもよくあるご質問が、「職務経歴書の枚数は3枚に収めないといけないって聞いたけど本当ですか?」、「現職の企業規模が大きくないと、大手には行けないって本当ですか?」、「学歴が大事って本当ですか?」等の、ネットでよく見かける転職にまつわる情報についての真偽です。

転職は人生を大きく左右するイベントのため、失敗したくないと思い、色々な情報を集めて最適な手段で転職したいと思うのは当然で、その手段としてネットでの情報収集は自然な行動だと思います。また、転職活動自体、人によっては一生発生しないイベントであるが故に、意識して調べないと関連する情報は日常の中でなかなか出ないため、ネットで拾った情報が正しいかどうかの判断は難しいですよね。

とはいえ、中途採用の本質を理解していれば、先述したような形骸化した転職あるある情報の真偽は、エージェントでなくとも見極める事が出来ると思います。

中途採用の本質

では、「中途採用の本質」とはなんぞやというお話ですが、そもそも中途採用の目的は、自社の既存社員では足りない人員を補うことであるため、企業が最も重視しているポイントは、「入社後に即戦力となる人材かどうか」であり、それが本質です。

それを踏まえて先述した3つの質問に対する真偽を考えると、結論、職務経歴書は長さよりも、現職の企業規模よりも、学歴よりも、「入社後に即戦力となる人材かどうか」=職務経歴書上や面接にて、求人票に記載の業務内容、求める経験にマッチする人材であることを示せることの方が大切ということになります。

つまり、職務経歴書の枚数は正しく経験をアピールするためであれば3枚以上でも良いですし、即戦力となる経験をしていれば企業規模も学歴も関係ないと言えるわけです。

例外もある

ただ、「学歴」については、未経験の職種に挑戦するとき等は、ちょっと話が異なります。なぜなら未経験職種で選考する場合、企業側も転職者の現職のご経験が、応募しているポジションで求められる業務内容と異なる事を前提としているため、戦力になるかどうかを判断することは困難です。そのため、数学や理科といった特定領域の素養がありそうかとか、吸収力や理解力の高さがありそうかなど、ポテンシャルの高さ=教育負荷の少なさを測る手段として、結果的に学歴を判断材料にせざるを得ない場合もあるためです。

今はSNS上で様々な情報が飛び交う社会ですから、転職に限らず、正しい情報はどれかの見極めは難しい事が多いです。ですが、物事の本質が何かを考え、それにそって調べることで情報の真偽が意外と分かります。

といっても、「学歴」のように例外はありますし、自分なりに調べて考えたことが本当に合っているか、不安になることもあると思いますから、エージェントには遠慮なく不安な事を何でも聞いてくださいませ。

筆者 明神 江里子
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