東京現代美術館に行ってきました。
先日、東京現代美術館に行ってきました。美術館はめったに行く機会が無いのですが、少し前に転職者さんと美術館のお話しをしたこともあってふと思いつきで見てきました。
東京現代美術館では年に何本か展覧会を開催しているようで、今回行ったのは【日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション】。様々な現代美術作家の方の作品を見ることができたため、普段作品を見る機会が無い私にとってはとても面白い空間でした。
印象に残ったのは、やなぎみわさんの「案内嬢の部屋 3F」、奈良美智さんの女の子の作品です。
美術完全素人で時間もあったので、作家や作品についての解説をじっくり読みながら回ったのですが、解説を読むことで見るだけでは分からなかった作品の価値に気付くことができました。
もちろん、解説を見ずに「この作品好き!」と直感で感じるのも大切なのだと思いますし、そう揺さぶられる作品もありました。ただ解説を読んで、作家がどのような生い立ちでどんな時代に生きてきた人なのか、どのような思いがあるのか、何を伝えたくて作った作品なのか、それを理解した上で見ることで、作品がよりぐっと心に響き、見るだけでは分からなかったことに気付くことができました。
表面的に見えていることや事実だけでは全ては分からないということ、また、裏にある背景やストーリーを伝える大切さは、転職活動でも言えることだと思っています。
履歴書・職務経歴書でも事実の裏にある背景やストーリーを伝えましょう。
例えば、転職回数が多かったり、学生期間が一般的な期間より長かったり。表面的な事実だけでは「定着性に懸念がある」「学習意欲に不安」とマイナス評価になってしまいます。
ただ、その背景には一人一人理由があるはずで、やむを得ない事情があったり、強い覚悟でその人生を選択しているかもしれませんので、伝えるべき思いがあるのであれば何かしらの形で書類に盛り込んで伝えるようにしましょう。
理由によっては、「その理由であれば転職回数が多くても仕方ない」と受け入れてもらえる場合もありますし、内容次第では逆にプラスに働く可能性だってあります。
もちろん背景やストーリーを伝えた上で、企業が受け入れてくれるかどうかは企業次第です。企業によっては、どんな事情があってもNG、という感じで、デジタルにNG基準を設けている場合もあります。
ただ、まずは企業側に正しく理解してもらう事が大切です。きちんと自分自身を理解した上で検討してもらえるように、事実に隠れた思いや背景やストーリーがあるのであれば、隠さず伝えるようにしましょう。その上で、縁が無ければ仕方ないですし、縁がある企業を見つけていけると良いと思います。
何かしらの事情がありどのように伝えるか悩む場合は、エージェントに是非ご相談ください。