COLUMN
コラム:転職の技術
第1176章
2024/07/26

リファラル採用のリスク

リファラル採用とは、友人に自分が在籍している会社を紹介してもらい選考に進む方法です。「うちの会社に来なよ」というような会話から選考に進むことが多いため、気軽に受けてしまいがちなのですが、選考フローは一般的な転職と同じため注意が必要です。
リファラル採用は、採用することを前提としている縁故採用・コネ採用とは違います。通常の選考フローと同様に面接が行われ、また、選考ハードルも一般的な選考と同じですので、通常選考と同じようにしっかりと面接準備をして緊張感を持って臨む必要があります。

リファラル採用で失敗したケース

リファラル採用で失敗したケースをご紹介します。

Aさんは、長年同じ会社に勤めています。辞めていった同僚達も含めた同期会があったのですが、「あなたならうちの会社に受かるから受けてみなよ!」と何人かから声がかかりました。積極的に転職を考えていたわけではありませんでしたが、魅力的な企業ばかりで、行けるなら行きたいということで、ざっくりと書類を作って応募してみることにしました。ところがほとんどの企業があっさりと書類選考でお見送りになってしまい、一部面接まで進んだ企業もありましたが準備不足で面接を突破することができませんでした。

Aさんの本来の力が発揮できていれば、どの企業から内定が出てもおかしくなかったのですが、書類作成も面接対応も軽い対応になってしまったために残念な結果になっています。

リファラル採用は、採用に成功すると紹介者に一時金が入ってくるケースが多く、紹介者は入ってほしいなという思いから受けることを後押しすることが多いですが、それに流されないよう注意が必要です。もちろん成功すれば良いですが、失敗すれば無駄に応募履歴が残ってしまうことになりますので、受けるのであれば一般的な中途採用と同様に覚悟をもって臨む必要があります。

リファラル採用を受けるかどうかは慎重に

リファラル採用で紹介者が助けてくれるのはあくまでも応募までです。面接対策や企業研究まで支援してもらえるわけではなく、紹介で受けたからといって選考通過率が上がるわけでもありませんので、そこは認識した上でリファラル採用を受けるか検討しましょう。

面接対策や企業研究を支援してもらいながら進めたいという方にとっては、リファラル採用ではなく、親身に対応してくれるエージェントと二人三脚で進めていく方が良い場合もありますので、どの方法をとるのが最適かはしっかり考えた上で進めていただくのがおすすめです。

筆者 古川 珠里
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