(前編からのつづきです)
次に、面接で通過できない場合。面接がうまくいかないときには下記の3点を見直してみてはいかがでしょうか。
(1) 画面の明るさや音質などの環境面(WEB面接の場合)
(2) 声のトーンや表情、話すスピードなどの態度
(3) 求人や企業への理解度
(1) 画面の明るさや音質などの環境面(WEB面接の場合)
最近IT業界ではWEB面接が一般的になりつつあるので、(1)の環境面も大切な要素です。部屋が暗かったり、背景に汚い部屋が写っていたりする場合、また音声が小さかったり、雑音が入ってしまっている場合、相手には適切に回答内容が伝わっていない可能性もあります。WEB面接だからこそぜひ環境面にまで気を配っていただければと思います。※対面面接の場合は身だしなみやマナーを見直しましょう。
(2) 声のトーンや表情、話すスピードなどの態度
面接における態度は面接で話す内容と同じくらい面接においては大事です。面接官は一緒に働く方を探しているので、一緒に働きたい、と思われるような対応を心掛けたいです。面接中に笑顔がないよりは明るい笑顔のほうが印象は良く、一方的に早口で話し続けられるよりも、面接官にも聞き取りやすいスピードで丁寧に話してくれる方のほうが一緒に働いていて円滑に仕事を進められそうなイメージを持たれます。面接となると緊張してしまうかもしれませんが、面接官も一緒に働く仲間だと思って、明るく対応しましょう。
(3) 求人や企業への理解度
ここまでで問題がない場合、最後に(3)について振り返ってみていただきたいです。面接でうまくいかないことが続くと、自分のスキルが不足しているのだろうか…?果たして自分は本当にこれがやりたいことなのだろうか…?と内省することが増えるかと思います。たしかに面接でもスキル不足が原因でお見送りとなる仕方ないケースは一定数あります。その場合はもう一度受けている企業やポジションと自身の経験やスキルが合っているかどうかを検討しても良いかもしれません。しかし面接の場合、転職者がやりたいことと企業でできることのミスマッチやキャリアイメージが明確でないといった、入社後のイメージが持てていないことや企業理解不足によるお見送りも多いです。この場合、企業や求人の理解不足が原因なので、事前に対策することはできるはずです。企業研究の際にはIR情報など会社の全体像を掴むだけでなく、自分が入社するポジションで働くイメージを描くことが大切です。自分が入社するポジションのイメージを膨らませるためには事前に求人票をよく読むことはもちろん、企業のHPや企業が公開しているインタビュー記事などネット情報にもしっかりと目を通しておきましょう。また、もしエージェントを使っている場合はポジションに関する情報をもらえるよう相談してみると良いと思います。
以上、転職活動がうまくいかないときに見直すべきポイントでした。
転職活動がうまくいかないときこそ冷静に原因を分析して対策を講じ、内定を獲得しましょう。