中途採用では基本的に入社日を自分で決めることになります。そのため転職するにあたり、入社日をいつにすればいいのかわからない、という方もいますよね。では、入社日はどのように決めればいいのでしょうか?入社日を決める上で、何か考慮しておいたほうがいいことはあるのでしょうか?今回のコラムでは入社日を決める上で参考になりそうな視点をご紹介します。
入社者が多い入社日
それではまず、入社者が多いと予想される日がいつかというと、4月1日(期初)や10月1日(下期の始まり)、1月1日(新年)など切りが良い日は入社者が多い可能性が高いです。(※ただし、企業によって年度始まりは異なるので、4月1日でなくても、入社企業の期初にあたる日であれば同じことが言えます。)このような多くの人が選びそうな切りの良い日を入社日に選ぶ場合。この場合、事業方針説明など決起会のような場があることも多く、会社の全体像を掴みやすくなるといえます。プロジェクトなども切りが良いタイミングから開始する場合も多く、プロジェクトに初期段階から参画することが可能かもしれません。また、入社者が多いということは、同期入社の仲間が多くなるということです。中途入社だと横のつながりを作りにくいこともありますが、同期入社の仲間がいると、心強いですよね。
入社者が少ない入社日
一方、一般的に切りが良いと考えられそうな日以外を入社日に選んだ場合。この場合、同期の入社者は少ないかもしれませんが、もちろん良い側面はあります。中途採用の場合、入社後は基本的には現場主導のフォローで入社先に慣れていきます。(※企業によっては中途入社者向けの集合研修があるところもあります。)そうなると、入社者が少ないほうが一人一人に対するフォローが手厚くなる可能性もあります。また、期末期初などは普段とは異なる業務が発生したりするので、切りが良いタイミングは現場が忙しいこともありえます。入社企業の閑散期を狙えば、よりフォローに時間を割いてもらえたり、キャッチアップにじっくりと時間を割けたりするかもしれません。あとは同期の入社者が少ないほうが一人一人目立つので、自分の存在感をアピールしやすく、すぐに覚えてもらえるというメリットもあります。
ベストな入社日は人それぞれ
他にも、ボーナスの支給日やボーナスの評価期間を考慮に入れるという考えもあります。前職でボーナスをもらってから退職する、というのはわかりやすいですが、入社先でもより高くボーナスが支給されるように評価期間がより長くなるように入社するのも一つの手です。また、入社直後は有給休暇を使えないので、入社して少し経った頃に、ゴールデンウイークや夏季休暇、シルバーウィーク、年末年始などまとまった連休があると心身を休めることができてちょっと嬉しかったりします。それ以外にも結婚などのイベントを控えている方も入社日を決める上では考慮が必要かもしれません。
このように入社日を決めるにあたってのポイントはいくつもあり、ベストな入社日は人それぞれ異なります。ぜひご自身の状況をよく考えた上でご判断いただければと思います。