8月は夏休みがあり、普段まとまった休みが取れない人でもゆっくりリフレッシュできた人も多かったのではないでしょうか。私も8月にまとまった休みを取り、家族との時間を取りつつも、新しい知識のインプットの時間も取ってみました。
まず、夏休みに入ってすぐに本を複数購入。寝転びながらスマホで注文し、最短翌日には家に届くというもはやあたりまえのテクノロジーの進化を享受します。笑
購入した本のジャンルは様々ですが、1つはIT業界の未来の知識をインプットするために「ITロードマップ 2022年版」という本を購入してみました。この本には5年後の重要技術として様々な技術のロードマップが記載されており「本当に5年後にこうなるのか?!」という様な驚きと発見がありました。興味がある方は読まれてみると良いと思います。
5年後の重要技術の中でも、特に興味を引いたのはAIの進化。特に自然言語処理の領域は今後飛躍的に進化をすると予想されており、本以外にネットでも自然言語処理の進化を検索してみると、確かに進化を語る記事が多く見られました。IT業界専門のエージェントとして、各企業の人事や募集求人などから、テクノロジーの新しいトピックに触れる機会はありますが、そこから更に時間をかけて各トピックの技術動向を観察し続けるということについては、日々の業務を言い訳におろそかになっていた気がします。
例えば、2014年にAmazonが「Amazon Echo」を発表し、日本では2017年頃に流行りました。狭い家に住んでいる私は「家電のOn/Offくらい自分でやるよ」と特段興味を持っていなかったのですが、今のAlexaにはスキルと呼ばれる拡張機能があり、スケジュール確認やニュース確認、献立の提案、英会話の学習、日本史の学習…など3500以上のスキルが提供されていて、知らない間に進化を遂げていました。(私が知らなかっただけかもですが!笑)
この様に、最初に登場した時の「これじゃあまだ役に立たないよ…」というイメージからアップデートしていないテクノロジーの知識は皆様もあるのではと思います。特に、社会人になり、日々の業務に追われていると、なかなか新しい知識のインプットや勉強をする意欲が出ない人は多いですよね。
ただ、IT業界転職の技術の1つとして、これから需要が高まりそうな技術を見つけて人より早く学習し、自身のキャリアアップを有利にするという方法もあります。もし、SEの方でこのコラムを読まれているのであれば、昨年頃から少し注目されているコンポーサブルアプリケーションなどの学習をしてみるのも良いかもしれません。
ダーウィンの言葉に「生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。変化に最もよく適応したものである。」という言葉があるのは有名ですね。この2~3年のコロナ禍で既にパラダイムシフトが起きていますので、今後も当然の様に変化は起きていくと思います。変化に適応するために知識のアップデートの大切さを感じた夏休みでした。
<参考書籍>
「ITロードマップ 2022年版」野村総合研究所 IT基盤技術戦略室 NRIセキュアテクノロジーズ (著)