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コラム:転職の技術
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第1070章
2022/04/28

スキルアップに必要なのは時間と数か

初めまして、今回からコラム執筆がスタートしたコンサルタントの明神です。

突然ですが、皆様は仕事でも趣味でも、もっと上手く出来るようになりたいと思う事はありますか。私は学生時代から趣味で絵を描いているのですが、最近、沢山描く事だけが上達への道ではなく、自分が描きたい姿の明確なイメージを持つことも重要だなと思う事がありました。恐らくこの体験は、いま現職でキャリアやスキルの伸び悩みを感じていらっしゃる方にも通ずるものがあるのではないかと思いましたので、今回コラムで書かせて頂きます。

理想があれば行動しやすい

先述した通り、私は趣味で学生時代から絵を描いています。ただ、社会人になってからは、一人暮らしを始めたこともあって全く描いておらず、とあるコンテンツにハマった事をきっかけに、約5年ぶりに描き始めました。

とはいえ、私はSNS等を通じて他人の絵を見るのも好きなため、描きはしないものの常に自分の好きな絵師さんやファンアートを追いかけており、また、絵を見ながら自分好みの絵柄、塗り方、構図があれば、自分が同じように描くにはどうしたら良いか、好みの手法を組み合わせて自分なりにどう描きたいかを常に想像していました。

その結果、学生時代に描いていたころよりも、自分が理想とする絵のイメージが具体化し、久しぶりに描くにも関わらず、以前よりも自分が手癖で描いてしまっている部分のどこを変えた方が良いか分かり、必要な参考資料も探しやすくなりました。

以前は、気に入らなくて描いては消しての繰り返しが多く、好きな事ではあるものの、描いていて苦しいな・・・と思う事も度々あったのですが、今は短時間で自分が描きたい絵を描けているな、楽しいなと思う日々です。

貴方の理想像は何ですか?

これは仕事においても同じだと思っています。

長いキャリアを考えたとき、どういう人材になりたいか、何ができる人材になりたいのか、といった、キャリアにおける理想像が決まらなければ、どんなスキルが必要か、そのスキルが得られる環境がどこかを探すことは難しいです。

そして、理想像が分からないまま時間を掛けて同じ業務を繰り返しても、成長が感じられずつまらないと感じてしまいますし、現職の環境が悪いと思って転職活動をしても、時には間違ったキャリアに繋がってしまいます。

そのため、もし今現職で伸び悩んでいたり、転職を考えられているのであれば、先ずは貴方がやりたい仕事は何かを整理した上で、その仕事が出来ている人が周りにいれば、どんな立場、どんなスキルを持っているかを見て、調べて、貴方の理想のキャリア、目標を定めてみてはどうでしょうか。

特に、転職を考えている方にとっては、リモート面接が増え、企業から直接スカウトが飛び交う今は転職活動がしやすく、先ずは動いてみようと思われる気持ちも分かります。自分も根はそういうタイプです。

けれど、転職活動をして理想のキャリアを叶えられるかどうかは別の話です。この先10年、20年続くキャリアのため、本当に貴方が叶えたいキャリアが何かは、一度立ち止まって、是非じっくり考えてみてくださいませ。

筆者 明神 江里子
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