新型コロナウィルス、ニュースで話題にならない日はないですね。はじめは私も「ちょっと変わった風邪」くらいに思っていましたが、今や景気への影響が叫ばれるほどになっています。
ライブイベントや会合も中止が相次ぎ、遂には転職活動へもその影響が及んできています。
その影響は前回のコラムでもお伝えした通りですが、本コラムでは特に大きな変化であり、且つしっかりとした対策が必要な「Web面接」についてお話したいと思います。
ここ1~2カ月で面接を受ける予定のある方は、今は指定がなくとも、いずれWeb面接をする可能性は極めて高いので、是非とも今のうちにしっかりと対策を行なって頂ければと思います。
1. Web面接は何よりも事前準備
Web面接を成功させる最も重要なポイントはズバリ「事前準備」です。企業からSkypeやZOOMなどの指定があると思いますが、面接日程が確定したらその前日までに必ずシステム環境を用意し、動作確認を行ってください。
確認するのは以下の点です。
映像や音声に乱れはないか
まず確認するのはこの点です。ただでさえ緊張する面接ですので、当日にトラブルが起こると焦りもあり、面接結果に影響してきますので、この点は事前にしっかりと確認するべきです。
通信はできれば無線ではなく有線が望ましく、端末が2つ(スマホとPCなど)用意できる方は自分の声の大きさと向こう側で聞こえている声の大きさのイメージが合致しているかも確認すると尚良いです。
自分の姿がしっかりと胸部まで且つ画面のセンターに映っているか
意外と見落としがちですが、しっかりとセンターに映る事も大事です。自分が相手にどう見えているかしっかりと意識しましょう。
背景に余計なものが映り込んでいないか、逆光になっていないか
Web面接は自宅で受ける方が大半だと思いますが、ポスターや本棚などはなるべく避け、可能な限りシンプルな背景が望ましいです。また、PCのカメラの位置によっては天井の蛍光灯が映り、逆光で見えにくい可能性もあるので、その点も事前に確認しましょう。
2. Web面接本番では以下をチェック
さて、Web面接当日ですが、基本的な心構えや身だしなみは通常の面接と同様です。
スーツ必須の企業はスーツを着て時間まで待機します。ただ、対面での面接とは勝手が違う部分もありますので、以下を確認し、しっかりと対応できるようにしましょう。
- システムの不調もあるので、早めのセッティングを。
- 声が小さく聞こえにくい可能性あり。音量は大きめに。聞こえなければ聞き返す。
- 相手側のミスで声だけ聞こえ、画面が映らないことも。もしそうなってしまった場合は、焦らずにそのことをしっかりと伝える。
- 目線を合わせづらいですが、PC画面もしくはカメラの方を向いて話す。
- 一方で、相手の反応をきちんと見て、それに応じた対応をする。
- 繋がらないときに備え、電話を用意しておく。
- 職務経歴書と履歴書は手元に置いておく。
3. Web面接の内容は通常の面接と同様。気負わずに望むべし。
ここまで書くとなんだかWeb面接が大層なものに思え、余計に緊張する方もいらっしゃるかもしれませんが、面接の合否自体は通常の対面と同様です。Web面接だからといって余計に緊張する事はありません。
あくまで大事なのは面接の中身ですので、Web面接が始まったら変に気負わず、自然体で面接官とコミュニケーションを取って頂ければと思います。
新型コロナウィルスの影響で、通常とは異なる面接対策が必要になり大変な時期ですが、この状況はしばらく続きそうです。しっかり対策して転職活動を乗り切っていきましょう。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。