転職の際に、作成する履歴書、職務経歴書は、転職者の皆さんが思っている以上に、採用側はそこから多くの情報を読み取ろうとしています。
経験、スキルはもちろんのこと、文書の作成能力、日本語能力、ビジネスパーソンとしての完成度等も、ある程度を予測しようとして見ています。
そういう意味からも、これらの書類には、細心の注意と労力を傾けて作成すべきなのです。
非常に基本的なことの中でも、特に注意すべきことは、第一に「誤字や脱字がないこと」。そしてもう一つ、案外と見落とされていることとして、学歴(職歴)の入卒(入退社)年月の間違いです。
例えば、大学卒業年と入社年が逆転しているような場合は、明らかにケアレスミスと判断できますが、卒業年が1999年、会社に入社した年が2001年となっていると、卒業から入社までの2年間のブランクがあると判断されます。これは採用側からすると実は非常に気になるブランクです。この2年間について、何の補足説明もコメントもないような場合、「これは、単に年をタイプミスしたのか、それとも・・・?」という疑問を持ちます。この疑問は、選考者には非常にストレスです。先方の人事がフィードバックして確認してくれればいいですが、最悪の場合、それでNGとなる場合もあり得ます。
単なる間違いであれば、これは大変もったいないことです。
自分からすると単なるケアレスミスが、選考する側にとっても大きなストレスになり得ることもあると認識して、応募書類には細心の注意を払って作成するようにしましょう。