2014年は総合的には2013年以上に転職市場は良い環境となると予測されます。
その中でもIT関係は採用企業にとっては激しい人の争奪戦になり、転職希望者にとっては多くの選択肢から自分にとって最適な企業を選べる最高の年と見込まれます。最新の求人倍率をみてもリーマンショック前とほぼ同一水準の0.98まで回復しています。
では個別の状況を見てみましょう。
1)IT、インターネット業界の採用は活発!
業界的には、1月6日の某新聞には医療関係者の転職市場の過熱状況が一面で紹介されていましたが、それ以上にIT、インターネット業界は採用が活発化しています。リーマンショック以前の状態に完全に戻っていると思われます。
この理由はIT/インターネット業界のトップ企業から下流の企業まで業界全体の採用人数が大幅に増えたことが大きいです。
2)採用基準は変わらないでしょう。
企業の採用人数は多くなっているが各企業の採用基準は変わらないのが最近の傾向です。計画した人数が取れないとしても採用基準を下げて採用するかというと、そうはならないのが現状です。
この結果、他社との採用競争に勝つためにサイニングフィーという一時金を内定受諾者に出す企業まで出てきています。
ただ、書類選考通過率は以前よりは非常高くなっています。これは、できるだけ面接で判断しようという現れでここは大きな変化です。
3)女性の採用に積極的な企業も増えています。
最近はダイバーシティの推進のために積極的に女性を採用しますという企業が増えています。女性とって益々良い環境になっていくと思います。
4)「銀たま」「第2新卒」需要増えるか?
2014年は40代、50代(「銀たま」)の需要が高まるという見方もあります。
なかなか採用枠が埋まらないということで、多少シニアの方でも…という企業も少し増えつつあります。しかし、全体として大きな需要にはなりにくいと思われます。むしろ優秀な第2新卒を採用という動きが大きいと予想されます。
<コンサルタント T.I>