転職活動を開始する時期について、悩んでいる方も多いと思いますが、次のポイントで考えられると良いと思います。
1.「転職市場の動向」
2.「現職の状況」
3.「適性年齢」
転職市場全体の採用ムードは、景気によって常に変化しますが、実際には企業によってまちまちです。理由としては「大型案件が受注できた」「事業が好調で増員したい」「重要なポジションで退職者が出た」「新しいビジネスを始めるのに社内に経験者がいない」など企業によってさまざまな事情があります。
これら転職市場の動向は個人では全体像がなかなか把握できませんので、業界に精通したエージェントに相談するのが一番効率が良いですね。
現職でのお仕事の状況によっても転職活動するタイミングが異なります。SEの場合、プロジェクトがリリースするタイミングで転職する方が多いですね。また、賞与を受け取ってから退職したいという方もいるかと思います。ただし、注意が必要です。活動を開始してから転職が決まるまでに要する時間を計算に入れてください。企業の選考スピードによっても違いますが、大まかに、以下の期間が必要になります。
●応募書類の準備(作成、添削、修正) 数日~1週間前後
●書類選考 数日~1週間前後
●面接(数回) 3週間~1ヶ月前後
●内定&受諾&退職準備期間 1ヶ月~2ヶ月前後
少なく見積もって、2~3ヶ月は必要です。最近では半年以上の長期戦を強いられている方もいらっしゃいます。ですので、ざっくりで良いので逆算して、出遅れないように気を付けて下さいね!
適正年齢については、まずは企業側の視点で考えると、一般的に20代後半~30代前半までのリーダークラスのニーズが最も多いです。企業によっては、30代後半~40代前半までのシニア層のニーズもありますが、求められている経験は非常にピンポイントの場合が多く見受けられます。個人視点ではキャリアプランに沿った転職、適性時期が異なります。ただ、現実には転職市場の動向との兼ね合いもありますので非常にタイミングを図るのは難しいと言えます。
実際には、そこまで転職するタイミングについて神経質になり過ぎると、失敗するケースが多く、考え込む必要はありませんが、しっかりと担当コンサルタントと相談して、最善の転職ができるよう一緒に頑張って行きましょう!
<槍穂縦走>