COLUMN
コラム:転職の技術
第457章
2010/06/13

面接での対応力

先日某企業の人事をしている方とお会いしてきました。その方は面接では必ず 「今日そのネクタイを選ばれた理由を教えて下さい」といったような、「答え のない質問」をします。
それに対する回答は、たまたま手に取っただけですという方や、僕の情熱を赤 で表現してみましたというユーモア溢れるものまで様々なようです。

「勿論、本当にネクタイを選んだ理由が知りたいわけじゃありません。私が見 たいのは対応力。」
とその理由を教えてくれました。「うちは一次請けのため顧客折衝がメインの 企業です。時には無理難題を押し付けたり、くだらないことで文句をいうクラ イアントもいます。答えのない質問にどう回答するかでその方の対応力が見え ます。」

確かに最近は「日本に電信柱は何本ありますか?」「仕事をする上でクオリテ ィとスピードのどちらを重視していますか?」といった、難しい質問をする企 業が増えてきました。どの企業も共通して見ているのが、考えるプロセスや相 手を納得させる回答かどうかということ。ネクタイを選んだ理由なんて実はな かったとしても、相手が納得するような気のきいた回答をすればいいわけす。

面接では予想外の質問をされる事が多々あります。その時こそあなたの対応力 をアピールするチャンス!困った質問をする企業だと嫌な顔をするのではなく 自分の魅力を発揮する場を与えられたと受け取り、面接を切り抜けましょう。

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