COLUMN
コラム:転職の技術
第453章
2010/05/16

転職理由の伝え方

「何故転職したいのか」は面接における定番の質問ですね。ごく当たり前の質問の様ですが、実は伝え方が難しいので注意が必要です。

一番大事なポイントは「必ずポジティブに伝える」ということ。ネガティブな伝え方をしてしまうと、「うちに入社しても同じ理由でまた辞めてしまうのではないか」「周囲のせいにしてしまう人ではないか」という不安を企業側へ与えてしまいます。同じ理由でも言い方ひとつで伝わり方が変わるので、面接前に意識して準備してみて下さい。

<例1>
今の会社は下請けの仕事ばかりなので転職を決意しました。
→より上流へステップアップするために転職を決意しました。

「下請けだから」ではなく「より上流へ」「ユーザーと直接話が出来る立場を目指して」など表現を変えるだけで、同じ理由でも伝わり方が変わります。

<例2>
会社倒産によりやむなく転職となりました。
→会社倒産によりやむなく転職となりましたが、今後はこれまでの経験を活かし、○○にチャレンジしたいと思います。

会社倒産は致し方ない理由です。しかしそれだけでは企業は満足してくれません。必ずプラスして「前向きな姿勢」をアピールして下さい。

皆さんが考えている転職理由はいかがでしょうか?
転職の本音として、ネガティブな内容が全く含まれないということは少ないと企業も認識しています。その上でいかに前向きな印象を与えられるかが面接の合否を左右します。皆さんもお気を付け下さい。

<コンサルタント peridot>

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