リーベル代表の石川です。
今回はリーベルのメールマガジンが400号となりました。
今回は私がコラムを担当します。
第1号は2001年4月6日発行です。それから毎週発行し続け9年目を迎えました。
これも多くの読者の皆様のお陰です。ありがとうございました。
< 御礼を申し上げます。
昨年からの米国金融危機の影響で日本もあらゆる業種に不景気の波が押し寄せています。
IT業界ももちろん影響を受けています。
その結果、会社の経営悪化によりやむなく退職という方の転職登録も多くなりました。
今回は100年に1度の経済危機と言われています。
マクロ的に見ますと、世界そして日本の多くの業種でこれだけの大きな影響を受けるのは50年、100年に1度だけかもしれません。
しかし、ミクロ的に個人の危機管理として考えますと100年に1度の危機ではありません。
実は会社、事業、部門という単位で考えますとこのような危機は常にあると考えないといけないと思います。
不採算事業部門で働いている方は、いつ撤退するかもしれません。
または、市場環境の変化でその事業がいつなくなるかもしれません。
例えば昨年、ソニー陣営と争っていた次世代DVDで東芝がHD-DVDから撤退を決めました。
東芝の開発エンジニアはもちろん、それ以外にもこの事業に関わっていた多くの方に影響があります。
人によっては大きなキャリアチェンジをしなければなりません。
ITやモノづくりの世界では、このような環境変化は常にあると考えるべきでしょう。
私自身、1つの会社にいても何回もこのような経験をしています。
大きく環境が変わった時、どのような姿勢で仕事に携わってきたか?
コミュニケーション能力をもっているか?年齢に応じたマネージメント能力をもっているか?
顧客折衝はできるか?ポータブルスキルを持っているか?等
どのようなキャリアを積んできたかが問われます。
あなたのキャリアの危機管理はできていますか。
<石川隆夫>