ある転職サイトで1年以内に転職活動を考えている25歳~35歳のビジネスパーソンのアンケート結果を発表しました。その中で、転職理由として、より高い収入を求める人の割合が増えた、という結果が出ていました。
また、転職関係の広告や記事には「転職で年収50万円アップ、100万円アップ」という言葉が多く見られます。あたかも転職は年収アップできることが最大のメリットのように謳われています。
私は少なくとも20代の方は、目先の年収アップを目的とした転職をすべきではないと思います。もちろん、高い年収を目指すことを否定しているわけではありません。また、仕事とは最終的には報酬(年収)という形で報われるべきと思います。
しかし、重要なことは、年収は業務遂行結果に対する評価、能力に対する評価であるということです。20代で目指すべきは、その時得られる給与ではなく、自分の能力・経験が高められる仕事を優先すべきであり、年収ではないと考えます。
仕事を優先に考えれば、その結果より難易度の高い仕事に将来就くことができ、給与、年収は結果的についてきます。もちろん、仕事を優先で選んでも同時に年収もアップしたという方も多くいます。 年収を第一に考えるのは少なくとも30代になってからにしましょう。
<コンサルタント T.I>