最近ベンチャー企業志向の方と多く会っています。これは非常に良いことで、頼もしいことと思っています。一方、入社してみたら自分の描いていた仕事ができない、想 像と違ったという方の相談も多くあります。
ベンチャーを見るときには、経営状況や、成長性、ビジネスモデル、コア技術等、色々な視点で見ることが必要です。視点の1つに、企業のライフサイクルのどのステー ジにいるか、という事を知ることで、自分の目的の仕事ができるかどうかを推測する事ができます。
特に、経営に近いところで仕事をしたいとか、エンジニアでも少しでもビジネスに関りたいと思う方は、その企業の現在のステージを認識することが非常に重要です 。
ベンチャー企業は、創業期、初期成長期、加速的成長期、成長から成熟期の各ステージに分けられます。経営に近い所で仕事をできるのは、やはり初期の創業期です。ま た、ビジネスに関りながら開発もできるような仕事は初期成長期となります。 また、個人の裁量権の広いのもこの頃までです。
加速的成長期となると、人材は加速をするためのパワーという面が多くなります。ベンチャーだから裁量権が多いと期待するのは難しくなります。一般 的にベンチャー企業は大きな組織より個人の力を最大に発揮できるという事は多いのですが、それは社風、または経営方針に寄るところが大きいのです。
ベンチャー志向の方は、企業を見るとき現在のライフサイクルはどこにあるのか、という点を良く見て、自分の志向と合っているかを考えるのも転職成功のポイントです 。
<コンサルタント T.I>