『若者はなぜ3年で辞めるのか?』これは光文社新書の本のタイトルです。
この本は日本の年功序列制度の崩壊と本当の成果主義になっていない現状、その中で、若者のおかれている厳しい環境について若者から見た視点で書いてあります。
では、筆者はどうすれば良いと提言するのか興味深く読みました。
最終章で次のように言っています。
『行動を起こすのは、早ければ早いほどいい。いずれにせよ、与えられた仕事をこなすだけでは、けっして望むものは手に入らない。企業のためにではなく、あくまでも自 己キャリア形成のために業務が存在するべきなのだ。』
そして最後は、『自分の胸の奥にある動機に従うか、それともそんなものは忘れて、昭和的価値観に身をゆだねるか。決めるのは上司でも友人でも親でもない。自分自身 だ。』
と結んでいます。
この本の筆者は、企業に対し人事コンサルティングを行なっている身でありながらこのような本を書くことに悩んだとも書いてあります。そこに、上記の言葉の重みがあ ると思います。キャリアプランの参考になる1冊です。
*引用書籍 タイトル:若者はなぜ3年で辞めるのか
*著者:城繁幸、発行;光文社 定価700円+税
<チーフ コンサルタント TI>