COLUMN
コラム:転職の技術
第355章
2008/05/18

企業人事の声から

最近、親しくさせていただいている企業人事の担当者と話をしていてご指摘されたことです。

「うちは外資なので、英文レジュメが結構重要。面接するかしないかは海外にいる外国人の上司が判断する場合もあるからね。

日本語の職務経歴書を読む限り、募集職種にふさわしい候補者だと判断できるのに、英文レジュメがあっさりし過ぎてて伝わらない、ということが最近多いみたい。

日本人は謙虚な人が多いから、ちょっとオーバーかな?とご本人が思うくらいに英文レジュメでしっかり自分の経歴や英語力をアピールしたほうがいいと思う。」

一方で、こんな声も聞きます。

「一日にたくさんの応募書類に目を通すことが多いから、小さな文字でギュウギュウに書かれている書類を見ただけでゲンナリする。パワポで十何枚という職務経歴書の大作が送られてきたときには、正直引いてしまいました・・」

上記の件、一見すると人事が相反する意見を述べているように見えますが、言いたいキモの部分は、実は同じことであることがおわかりいただけるでしょうか?

つまり、【応募書類は、求人ニーズをよく把握し、自分の経験の中で何がウリになるかポイントを押さえて書くこと】が重要であるということです。

例えば、前述の外資系企業への応募にあたって、ポイントは“英語でのコミュニケーション能力の高さである”ことが、人事のコメントからよくわかると思います。

たいていの場合、求人票には必ず“求められるスキル”が記載されています。

“求められるスキル”を、自分がどれだけ持っているかをアピールする書類になっているか、もう一度確認しましょう。

また、読み手の立場になって簡潔で見やすいことが大原則ですので、やはり分量はA4で2~3枚にまとめていただくことが大切です。

せっかく優秀なキャリアをお持ちの方なのに、アピールするポイントがズレてしまっていたばかりに面接に進めなかった、というのは実はよく聞く話です。

リーベルのコンサルタントは、各企業が求めている人物像やスキルや社風を、直接人事に聞いてきているので、どんどんご質問いただいて結構です。

求人票も中身の濃い現場の生の声を極力反映させたものにコツコツ作成しています。

ぜひ、参考にしてくださいね!

<pluie>

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