アメリカの心理学者アブラハム・マズローは、人間の欲求を5段階に理論化しました。次の1)~5)の順に、人間の欲求段階が移る、というものです。
1) 生理的欲求(食、休養、睡眠など)
2) 安全の欲求(安全、安定)
3) 所属と愛情の欲求(集団への帰属、愛)
4) 自我の欲求(承認されたい、尊敬されたい)
5) 自己実現の欲求(自分の可能性を最大に発揮したい、創造的活動をしたい、自己成長を図りたい)
仕事との関わりで言うと、第5段階の『自己実現』が最も大きく関ってきます。
仕事でこの欲求を満たすことができれば最も理想的、と思います。
しかし、社会・会社・個人も様々な制約事項と経緯があって、『現在』があります。その制約の中で、個人がさらに上のレベルの自己実現をしようと考えるのは当然の話です。
しかし、その欲求は現在の環境の中で満たすことができる場合と、できない場合があります。
現在の環境では解決できない閉塞状態であれば、自己実現のできる環境・チャンスを与えられる場所にシフトすることで、一気に自己実現が満たされる場合もあります。
その選択肢の1つとして、『転職』はあるのではないか、と思います。
今年もよろしくお願い申し上げます。
<(株)リーベル 代表取締役 石川隆夫>