こちらをお読みの皆さんの中には、コンサルティングファームを目指して転職活動を始められる方もいらっしゃると思います。
今回は、コンサルティングファームでのテストについてお話しようと思います。
コンサルティングファーム、特に戦略系のファームを受験する際は、通常、採用面接時に「ロジカルシンキングテスト」が実施されます。
何の知識も事前準備もない状態で、非常に難しい課題をいきなり解かせるというのがその内容です。課題を解いたのち、面接官相手にプレゼンさせるファームもあります 。
このテストは、その人がどこまで論理的思考に耐えられるのかを測る、言わば、「地頭の良さ」を見るテストです。このテストには厳然と足切りラインが設けられ、クリ アしなければ、どんなに優秀な学歴を持った人でも採用されません。
過去の実績から言っても、論理的思考能力がある一定の基準を超えていないと、コンサルタントとしての成果をあげることは難しいと考えられているからです。
ところが入社後を見てみると、この合格ラインギリギリで受かった人のほうがトップの評価で入社した人よりも実績を挙げるということがしばしば起こるのだそうです。 面白いものですね。
成果を挙げるコンサルタントになるためには、ある一定の「地頭の良さ」は「必要条件」であるものの、それが「絶対条件」にはならないということのようです。
次回は、コンサルタントに求められている「地頭のよさ」以外の資質についてお伝えしたいと思います。
＜Pluie＞