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コラム:転職の技術
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第158章
2004/05/24

未経験職種への転職について

転職の目的にはいくつかのパターンがありますが、その中でも多いのは今までの経験とは違う職種や分野の経験を身に付けたいというものです。実に多くの方が、程度の差こそあれ今までに経験できなかったことを経験できる環境を求めて転職を希望しています。

今までの経験をベースにしてその範囲を広げる、深堀りをする、もう一段高いステージを求める、のであれば転職成功する可能性は高くなります。しかし、持っている経験とまったく違う職種や分野、業界への転職となると、一筋縄ではいかないのが現状です。

一般的に業界の違いは、克服しやすいといわれています。技術系の職種は、やはり即戦力を求められる関係上、未経験者には厚い壁があります。ですが、IT系職種は未経験採用は一切しないというわけではありません。いくつかの条件の下、未経験者でも採用する企業も少なくないのです。

先日、ある企業の人事の方とお話する機会があり、その際に未経験者を採用する場合のポイントをお聞きしました。大きくは3つあります。

  1. 自分で考えて、行動できる人
    俗に言う「地頭の良い人」。新しい経験を素直に受け入れながら、自分で考えて発展させることが自然にできる人であれば、短時間でキャッチアップ可能です。
  2. 知識を持っていること
    経験はなくとも、関連する技術知識を十分に自己学習していること。自分で勉強するということは、やる気の証明になります。技術的知識だけではなく、その職種の実態についてもできるだけ詳しくリサーチし、自分の中でイメージを描いているかどうかも重要だそうです。
  3. 年齢
    できれば26歳くらいまで。それ以上の年齢の場合は、できるだけ近い職種を経験していること。

未経験職種への転職を考えている場合は、以上のポイントを参考にして自分のケースはどうなのか、今からできることは何かを検討してみてください。

<まりりん>

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