COLUMN
コラム:転職の技術
第119章
2003/08/11

年齢と採用基準

梅雨が明けたと思ったら台風と今年の夏は夏らしい日がなくて8月の中旬になってしまいました。

さて、今日は年令と採用基準のお話です。
今年もIT業界の採用年令は26才から35才が最も積極的です。また一部には40才までまたは実際に年令不問もあります。しかし、応募する時の注意としては単純に枠に入っているから、または外れているからと単純に考えるべきではありません。

応募資格、必要経験等はこの年令によって企業の求めるレベルは大きく異なってきます。例えば27才位までは応募の条件が多少欠けるところがあっても面接に入る場合もあります。それはこの位の年令では今後の成長の期待もあるのでポテンシャルも含めて判断されます。

28才から32才位までは、応募条件はほぼ満たしている必要があります。また採用基準も例えば自社の同年代の方のレベルの中位以上、または上位レベルが求められます。

33才から35才位になりますとマネージャ、またはマネージャ候補となりますので、採用基準も自社にいない、または自社の上位層と同等レベル以上が求められます。

求人情報は単純に年令と募集用件を見るのではなくこれらを参考に判断しましょう。

今年の傾向としては、従来通り30才までは勝ち組企業を中心に積極的に採用されていますが、一方企業様から強く要求されるのが32才くらい以上で場合によったら30代後半でも良いと言うプロジェクトマネージャクラスの人材です。今年はこの人材の不足が特に感じています。

それでは今週は夏休みの方も多いでしょう。自分のキャリアが年齢相応になっているか?チェックをしてみたらいかがでしょうか。

<コンサルタント TI>

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