昨今の転職希望者の傾向として、転職=キャリアチェンジと捉えている方が多いと感じます。つまりそれまでの経験とは違う分野で今後のキャリアを構築していきたいという希望です。その理由は、好きなことである、やりたいことである、将来性のある仕事である等々。
では、そのやりたい仕事は今すぐにできることなのかといえば、もちろん、「NO」、だから、勉強させてくれる環境、研修制度が充実している会社が希望ということになります。
しかし、現実はそう甘くはありません。
企業がなぜ、採用をかけるのか?それは、今まさにその仕事を達成して欲しいから、結果を出して欲しいからに他なりません。教育してあげる時間とコストをかけるなら、柔軟で真っ白な新卒を雇用したほうがリスクは少ないのです。
未経験職種にチャレンジしたい方は、この企業論理をまずは、しっかりと認識することが大事です。そもそも可能性はあるのか?未経験職種に転職したい方は、行動を起こす前に、「勝算」をじっくりと予測して、「勝つための戦略」を練る。転職活動全般にわたって、希望するポジションで即戦力になりえない自分をどうアピールするのか、できるのか。。。
応募書類はもちろんのこと、面接でのプレゼン能力、コミュニケーション能力等のいわゆるビジネススキルも人一倍洗練されたものである必要があります。ビジネススキルは専門業務スキルと同レベルで重要視されるものだからです。
「やりたい仕事」と「できる仕事」にどれだけのギャップがあり、そのギャップは果たして埋められるものなのか、第三者から客観的にみても納得するだけの根拠があると確信できたときこそ、キャリアチェンジを決断すべきだと思います。
<まりりん>