COLUMN
コラム:転職の技術
第53章
2002/04/22

転職回数について

気温も上がり、夏が少しづつ近づいてきている実感がします。体調管理には万全を期したいものです。

さて、今日は転職回数について、少しお話しましょう。

果たして、転職回数の多さと転職難易度は比例しているのか?総体的に言えば、相関関係は確かにあるといえるでしょう。厳密に言えば、転職回数(つまり経験社数)よりも、滞在年数の短さの方がより問題視されます。また、離職期間が長い場合も要注意とみなされます。では、企業側はどのような点を懸念するのでしょうか?

転職回数が多く、キャリアに一貫性がない場合、短い在職期間で転職を繰り返している場合、やはり性格的問題や業務遂行能力を疑問視されます。また、離職期間半年以上ある場合も、やはり何らかの事情があると思われる可能性があります。

書類選考では、職歴を詳細に見る前に、転職回数や時系列で流れを追ってチェックされますので、ここで、少しでも疑問点を持たれると、よほどのマッチ度がない限り、それ以上の選考はされないと思った方がよいでしょう。敢えて、問い合せ等を企業からすることはありません。

そこで、転職回数や期間等が懸念材料になりそうな場合は、応募書類中に、選考側の疑問に対する回答をきちんと明記しておくべきです。転職した理由、離職期間に何をしていたのか、それが今の自分にどのようにプラスになっているか、「言い訳」、「懇願」調にならないように気をつけて、あくまでも、堂々と論理的に記述して下さい。よく、触れられたくない部分だから書かないとか、読めばわかるだろうとか、会ってもらえばわかります等、おっしゃる方々がいますが、そのような主張は全く無意味で、始めから勝負を放棄しているのと同じです。

転職回数が多いから、次の転職も難しいのではないか、もう無理なのかと悩む前に、前向きに生きてきた自分を最も効果的にアピールするにはどうしたらよいかと考えましょう。リーベルのコンサルタントもご相談にのりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

<コンサルタント TI>

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