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第1205章
2025/02/28

静かに考える時間のススメ

この前新年がスタートしたと思っていたら、なんともう2ヶ月が過ぎました。早いと感じるのは私だけでしょうか…。突然ですが皆さんは「静かに考える時間」を持っていますか?

私は結構この静かに考える時間が好きで、何かじっくり考える必要がある時は、必ず静かな環境で考えています。例えば、このコラムを書いているまさに今も、家族が寝静まった夜にデスクライトだけの暗い静かな無音の環境で書いています。

私が転職エージェントにキャリアチェンジしたのが8年前で、私も皆さんと同じ様に仕事と並行しながら次のキャリアを考え転職活動をしていました。振り返ると、最後に現職に入社するかどうかの最終決断は、布団に早く入って部屋を真っ暗にし、静かに数時間くらい考えて最終決断をして寝たのを覚えています。

現代は色々と便利になった反面、月日の流れる速度が速く感じます。仕事でもプライベートでも連絡がすぐに来るので決断も速く迫られ、肉体的にも精神的にもストレスがかかります。コロナ禍以降の転職活動も、IT系の企業は引き続きオンライン面接を継続している企業がほとんどのため、1社1社の企業を訪問して対面で面接していた時代よりも転職活動の進むテンポが速くなりました。

転職活動のテンポが速くなり、オンラインで面接を受けられるのは効率がよくメリットではあるのですが、転職活動の期間が短縮されるということは、決断も速く迫られてしまいます。

面接での定番の質問の1つに「人生の大きな分岐点で何をどこまで考え、最終的にはどんな理由でその決断をしたのか?」があります。年齢を重ねた今、自分の過去の分岐点の決断を振り返ると「当時そこまでは考えてなかったな…」「今だったら違う決断をするな…」という事があるのではないでしょうか。

もう過去は変えることはできませんが、これからについては対応することができます。人生の大きな分岐点の1つの転職活動。そんな大きな決断の時には是非「静かに考える時間」を活用してみてはいかがでしょうか。明かりを最小限にした静かな環境でも良いですし、長風呂でも良いですし、布団に入って目をつぶってでも良いと思います。

人生の分岐点の大きな決断の重要性は過去も現在も同じままです。他者の意見やAIを頼ることもできますが、他者やAIは残念ながらその後のあなたの人生の責任を取ってはくれません。そのため、最終決断は自分でする必要があります。そんな時はアナログですが「静かに考える時間」を作って落ち着いて考えるのも良いのではと思い、今回オススメとして書いてみました。

筆者 南條 充
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