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第1068章
2022/04/15

柔軟心(にゅうなんしん)—キャリアには自由な考え方がある—

今週、リーベルに入社して5年が経ちました。IT業界でSEをやっていたとはいえ、経験領域の異なる転職相談者の方に日々成長させていただいております。ありがとうございます。

5年経つと様々な経験から自信も付いてくるのですが、その一方で、転職相談者には1人1人違う価値観や人生があり、固定概念にとらわれないことの大切さを実感することも多いです。

例えば「ポジション」や「年収」の考え方

年齢が上がれば部下をマネジメントし、ストレスの高い仕事に携わっていく。

私も新卒で入社した企業の上司を見ていた時、同じ様な道を歩むのだと勝手に考えていました。子供の時に父親が昇進した時、家族でささやかながらお祝いをした記憶もあります。そのため、キャリアとは、マネージャーなどの管理職を目指して上がっていくことが正しい道だと純粋に20代は考えていたと思います。

ただ、SEから今の転職エージェントというキャリアに変わり、様々な転職相談者の方と出逢う中で、マネージャーや管理職のポジションに興味は無く、特定領域や技術のスペシャリストを目指したいという方もいます。この仕事を始めた当初は、私の価値観で「本当に大丈夫でしょうか」と話す事もありましたが、よくよく考えると勝手な固定概念の押し付けですよね。「多数派が正しい」と私が思考停止していたのだと思います。

年収についても同じで、年収を上げたいという多数派の考えが正しいと思ってしまうことが多いのですが、仕事で拘束される時間が減るのであれば年収は下がっても良いという方もいます。キャリアには自由な考え方があるのです。

柔軟心

柔軟心とは、やわらかい心を意味する禅語。固定概念にとらわれない柔軟な心を持つということは、自分の価値観の中だけで物事を見るのではなく、椅子の上に立った時(行儀悪いですが…笑)の様な、普段よりも高く広い視野で考えることが大切だと学びました。

転職エージェントにキャリアチェンジをして5年、決してスピードは速いというわけではありませんが、学生時代や前職時代には経験できていない成長を実感しております。価値観の変化はその中の1つです。これからの5年、つまり10年目を向かえた時にはまたどの様な成長をしているのか自分でも楽しみになりました。

筆者 南條 充
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