COLUMN
コラム:転職の技術
  1. IT転職リーベル ホーム
  2. コラム:転職の技術
  3. 面接日程をリスケする際に注意すべきこと
第1044章
2021/10/15

面接日程をリスケする際に注意すべきこと

面接日程リスケの注意点

中途採用の場合、現職の業務と並行して面接日程を調整していくことが多く、面接日程の調整は大変ですよね。ときには面接日程を調整したにも関わらず、面接日程をリスケしたい、という状況が起こることもあることと思います。IT業界だとシステムのトラブルが発生した場合、立場上どうしても抜け出せない、ということもありますし、新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世では発熱等の体調不良も看過できない状況です。

もちろん上記のような出来事が突発的に発生した場合、一度調整した面接日程をリスケすることは可能です。しかし面接日程リスケにあたって注意しておきたいこともありますので、面接日程リスケの可能性が頭をよぎったら、事前に下記について確認をしておきましょう。

(1) 本当にリスケするしかないか?の確認

まず、最初に確認していただきたいのが、本当にリスケするしかないのかどうかの確認です。内定獲得という目的を考えた際に、残念ながら面接日程をリスケすることにはデメリットしかありません。というのも、面接のために忙しいなか時間を確保しているのは企業側も同じだからです。採用を判断する面接官にも人事にも迷惑をかけることになってしまいますし、場合によっては自己管理やスケジュール管理ができていない人物、と判断されてしまう可能性があります。そのため、面接日程をリスケする場合には次回の面接時にマイナスの印象からのスタートとなることを覚悟しておく必要があります。
特に突発的な出来事が起こるとパニック状態になって判断を誤ってしまうこともありますので、この先辞めるかもしれない現職や自分自身の都合と今後入社する可能性のある面接企業の都合、果たしてどちらを優先するべきかを冷静に考えた上でご判断いただきたいと思います。

(2) リスケの連絡を入れる

(1)を確認した上で、もしリスケするしかない、と判断したら、次はリスケの連絡を入れることになります。
リスケしなければならないとわかったらすぐに担当のエージェントに連絡を入れましょう。当日のリスケとなる場合は電話で連絡を入れるのがベターです。面接にあたって企業側も準備をしてくれているので、仮にリスケをする場合もできるだけ早めに連絡を入れることが大切です。そしてエージェントにはきちんと理由を伝えた上で、どうしても面接に行けない旨を説明します。その後エージェントから企業に連絡を入れて、企業側が内容を確認したら、予定していた日程での面接キャンセルは完了です。

(3) リスケ後の対応

しかし面接日程のリスケはまだ終わっていません。キャンセルした日程の代替日程を提示する必要があります。調整した面接のキャンセルが完了したら、状況が落ち着き次第、速やかに代替日程を連絡しましょう。しかし次に調整する日程は何があっても確実に参加できる日程を提示していただく必要があります。1回目の面接日程リスケであれば、企業側も理解してくれるかもしれません。しかし同じことが2回も続いてしまうと、最悪の場合、その場でお見送りとなってしまうこともあります。理由としては先にも述べたとおり、自己管理やスケジュール管理ができていないと判断されてしまうためや2回も面接をリスケするということは志望度が低いからだとみなされてしまうためです。そのため一度リスケした企業の面接日程を調整する際には、次は何があっても面接に行く、という覚悟で調整をおこないましょう。そして、無事に面接日程の再調整をおこない、面接官にお会いした際には、前回の面接日程リスケのお詫びおよび面接の機会を改めていただけたことへの感謝を最初に述べましょう。

面接日程リスケのリスクは最小限に

今回のコラムでは面接日程をリスケする際の注意点についてお伝えしましたが、冒頭でも述べたとおり、面接日程のリスケにはデメリットしかありません。
自分自身の今後の可能性を潰さないためにも、日頃から体調管理に努め、業務上トラブルが発生する可能性のある日程の調整は避ける等を意識して、面接日程の調整をおこなっていただければと思います。

筆者 橋本 怜奈
コンサルタント実績
インタビュー記事
資格
  • 国家資格 キャリアコンサルタント
#関連記事

関連記事

注目のキーワード: