COLUMN
コラム:転職の技術
第659章
2014/07/18

最終面接に向けた準備

選考も最終面接まで来ればあと少し。もう一歩で内定です。
一般的に最終面接の通過率は一次面接などに比べると総じて高く、内定がグッと近づいているのは間違いありません。だからこそ、最終面接で失敗しないように万全の準備をして臨みたいところです。

最終面接では、面接官は役員クラスが基本です。選考のポイントも、経験やコミュニケーション力などに加え「資質」と「ポテンシャル」が強く重視されます。面接でキーとなる質問を一つ上げると「キャリアビジョン」に関する質問です。

役員の方からは、現場の経験やプロジェクトの細かい経歴等についてそこまで深く入り込んで聞かれる事はそれほどありません。転職目的や志望理由なども一通り聞かれますが、そのあたりは1次面接を思い出して、落ち着いて話してもらえれば大丈夫です。

先方の興味は「この人が入社して、最終的には自社の利益に繋がるか」という点にあります。現場での即戦力性も大事ですが、企業の経営者層ならスキルセットよりも本人の成長曲線に関心を持つものです。それを表すのが「キャリアビジョン」の質問です。自身がどうなりたいか、どう成長していきたいのか、これが大事な質問になると思ってください。自身の想いを具体的に語れれば、面接官も入社後の活躍するイメージが描けるはずです。

また、他に注意すべき点としてはこちらからの質問です。
現場レベルの質問(例:開発言語の確認など)は、相手を考えるともちろん避けるべきです。また経営に口を出すような質問(例:御社はもっと海外展開を積極的にやった方が良いと思うのですが~、若しくは昨年度の決算が思わしくないようですが~)も避けた方が良いでしょう。

最終面接まで進んだのであれば、絶好のチャンスなのは間違いありません。
浮かれずに必要な準備を行い、悔いの無いように臨みましょう。

<鈴木 裕行>

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