COLUMN
コラム:転職の技術
第629章
2013/12/09

キャリアの創り方

A)「キャリアを創っていくことなんてできない。キャリアは偶然の出会いで決まる。だから毎日の仕事を一生懸命やっていけば良い。そのうち良いことがある」本当だろうか?それでいいんだろうか?不安だな~

B)「キャリアは創っていくものだ。自分の将来の夢をしっかり持ってそれをきちんと実現していくものだ。手帳にしっかり書いておきなさい」そう言われても10年、20年先なんて読めないよね。

キャリア理論の中にスタンフォード大学教授のJ.D.クランボルツ氏の「計画された偶発性理論」というものがあります。

これは、

キャリアの80%は予期しない偶発的な出来事で決まってしまう。だから、
1)いろいろなものに興味を持ち
2)あきらめずに続けな
3)楽観的(ポジティブ)に物事をとらえ
4)ものごとは柔軟に考える
5)失敗を恐れずチャレンジせよ

といっています。
しかし、これでは具体的イメージがあまりに描けません。

私は、少なくとも10年先の自分が「どんな人間であったらよいか」「どんな仕事をやっている人でありたいか」ということをやわらかく描いておくべきかと思います。

次に、例えば25歳の方なら25歳の今と35歳の目標を結んだ線上にある5年後の姿を描きます。そして今やるべきことは、5年後の自分の姿を実現するために具体的に行動に移すことだと思います。

5年経過したら、5年前に描いた10年先は大きく環境が変わっているかもしれません。または自分の考え、価値観が変わってしまっているかもしれません。

その時はあるべき姿は変更すれば良いのです。キャリアプランは具体的に作るべきであり、環境や自分の考えの変化に応じて自在に微調整、または大きく変化させていくことでキャリアを創ってみてはどうでしょうか。

<コンサルタント T.I>

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