COLUMN
コラム:転職の技術
第607章
2013/11/08

転職力の鍛え方

リーベルでは転職サポートの一環として面接対策をしっかり行います。企業ごとの質問内容や重視するポイントを踏まえて模擬面接を行います。それによって候補者のすべての能力が最高に発揮できるようにアドバイスさせていただきます。

この模擬面接や面接のテクニックをアドバイスすることにより失敗を少なくし、能力を100%発揮できるようにはなります。

しかし、その方の能力以上にすることは困難です。企業の面接官も百戦錬磨の方ですから実力は見えてしまいます。

この対策としてビジネスパーソンは常に転職力を鍛えておく必要があります。
これは転職を考えていない方にも重要です。今の企業で活躍するためにも必要なことです。

では、そもそも転職力(転職できる力)とは何でしょうか。
例えば、面接の時は次のような視点でチェックされます。
(もちろん年齢で期待レベルは異なります)

1)専門性(例えばIT人材なら技術力や業務知識)

2)マネージメント能力
どのくらいの人数をマネージメントしてきたか?
部下の能力最大に発揮させてまとめていく力があるか?
どのような知見を持ってリードしてきたか?

3)自立心、推進力、コミュニケーション力
待ちの姿勢でなく、自ら進んで効率化を考え改善を推進してきたか?
自分だけでなく周りを巻き込んで進められるか?

4)問題解決力・突破力
常に問題意識をもち、困難な状況に遭遇しても逃げずに成し遂げる粘りと責任感があるか?

これらの能力(転職力)は、日々の仕事の積み重ねで鍛えられ向上されるものです。面接対策で対応できるものではありません。
会社や上司の指示通りに仕事をしていてはこの様な力は身に付きません。

大事なことは、現職・今の仕事でこれらを意識して仕事を進めることです。
どうすればチームの力を出せるか?どうすれば効率的に仕事ができるか?
常に疑問や向上心を持って業務を推進してはじめて身につきます。
転職力を鍛えるということは今の会社で活躍できるように自分を鍛える事です。

会社の不満がある方ほど能力向上のチャンスがあると思って今の仕事をがんばりましょう。しかし、構造的にどうしても活躍の場が得られないこともあります。その時初めて転職を考えましょう。

<コンサルタント T.I>

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