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第561章
2012/07/20

育児・介護休業法の改正について

先日育児・介護休業法が改正となりました。この法律は、男女ともに仕事と家庭の両立ができる働き方の実現を目指して作られたのですが、これまで従業員数が100名以下の企業については適用が猶予されていました。
ですが今回の改正で、2012年7月1日より、常時100人以下の労働者を雇用する中小企業にも適用されることとなりました。

エン・ジャパン株式会社の調査結果によると、女性社員の育児休業取得実績では従業員数1001名以上の企業では89%だったのに対し、50名以下の企業では35%に留まったとのことです。

実は結婚や出産、育児、介護などの家庭環境の変化をきっかけに転職を考えた(考えている)という方は少なくはありません。

「今の仕事はやりがいはあるけど忙しくて…。もう少し時間の作れる仕事に移りたいです。」
「今の会社はベンチャー企業で制度が整っていないので、大手企業に転職したいです。」
などの声をよく聞きます。

少人数の会社の場合、育児休業・介護休業を取得している人のカバーが出来る人員がそもそも少ないというのも、中小企業で休業取得実績が少ない理由の一つかもしれません。

育児や介護等を理由に優秀な人材が離れてしまうことは企業にとってもマイナスです。

企業にとっても、働く人にとっても、より良い環境がもっと広まればいいなと心から思います。

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