COLUMN
コラム:転職の技術
第497章
2011/04/03

転職で捨てるもの

転職条件として、年収はできるだけ高く、仕事も希望の仕事で、ワークライフバランスを保って、通勤時間も短く、福利厚生も充実して…、このような条件を満たせる転職は理想ですね。しかし、すべてを求めるのは間違いです。

転職には必ず目的があるはずです。その目的を手に入れるための手段が転職です。その目的を達成するには、捨てる項目も必要です。

例えば、キャリアチェンジが目的の転職では、経験がない・または少ない仕事で採用される場合は年収が下がることを覚悟しなければなりません。
年収は転職後そこで活躍して勝ち取っていくという覚悟が必要です。

また、女性の方で、子供がいるために夜遅くまで仕事ができない。子育てが一段落したので再度就業したいがブランクがある。こんな時にも、以前の年収は期待できないと考えるべきでしょう。

責任ある仕事・ポジションでは働きたくない、このような方も年収は伸びていかないと考える必要があります。責任の重さと年収は比例します。

希望の仕事に従事するために一時期正社員という立場を捨てて、派遣社員という立場で目的の能力を高め、その後見事目的の仕事で正社員として採用された方もいます。この場合は、安定した正社員という立場を捨て、仕事を選んだということです。

転職では、何を優先させるかを最初から決める必要があります。『二兎を追う者は一兎をも得ず』となります。目的のためには何かを捨てる覚悟が大事です。

<コンサルタント TI>

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