COLUMN
コラム:転職の技術
第376章
2008/10/19

資格について

先日、学生時代に中小企業診断士の資格を取得している新卒1年目の社会人にお会いしました。話をさせて頂きましたが、自信に満ちていて非常に優秀な方でした。

なぜ取得したのか?と聞いたところ、
「将来的にコンサルタントになりたいので、取得してみました。」との事。

現職を選んだ理由は?
「色んな企業の経営者の方の話を聞いてみたいから。」
「その為には中小企業診断士くらいは持ってないと」との事。

立派です。

何が言いたいかというと、資格取得が目的でなく、手段である事をしっかり自覚している事です。

IT業界の方で多いのは、資格取得がそのままキャリアアップにつながると誤解している事ですね。

また、中小企業診断士や公認会計士など高度な資格の取得の為に離職する方は結構多いんですが、資格取得のそうですが、転職でうまくいかないケースがほとんどです。

ちなみに、私が知っているエンジニアで中小企業診断士を取得している方は、全員、現職の時に習得されている方です。
資格はあくまでもキャリアのオプションととらえましょう。

<大外一気>

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